2012年4月30日月曜日

春の豆

絹サヤ スナップエンドウ

今年はやっと収穫を迎えました。
例年だと4月20日前後には採れ始めるので、今年は10日程遅れていることになります。

今年の冬、東京でもたくさんの雪が降りました。
例年、うちでは初冬くらいに苗を定植して、寒さから守るためにビニールのトンネルをかけておくのですが、今年は雪がいつもよりたくさん降ったため、トンネルの支柱が雪の重さで折れて潰されてしまいました。
折れた支柱でトンネルにも穴が空いてしまったり・・・しんどい冬でした。
更に春の台風みたいな大嵐で、蔓を誘引するための木ごと吹き倒されてしまい、さすがにこの風の時ははもうだめかもと思いました。
資材が壊れるわ成長が遅れるわ倒伏するわで散々でしたが、ようやく実がつきました。


味見してみました。
茹でて今流行の塩麹をかけて食べてみましたが、極甘です!かなり直接的な甘みを感じました。
豆の木が苦労した分、努力の味が出たかも知れませんね。


因みに、絹サヤやスナップエンドウにも色々な種類があるのですが、吉田農園の豆に関しては、赤い花の方が絹サヤ・白い方がスナップエンドウです。



今日は風も穏やかで、豆の背丈も伸びてきたので、祖母が紐で固定してくれてます。






2012年4月29日日曜日

マルチ











今日はマルチ貼りです。
マルチって何?と思われる方もいるかもしれません。
早い話が長いビニールです。
この長いビニールを野菜を植えるところに貼って(埋め込んで)地面の温度を上げて成長を促したり、水分がやたらと蒸発するのを防いだり、草を防いだり、場合によっては太陽熱と発酵熱を使って病気の元の菌類を殺菌するのにつかったりします。
種類も透明のものと黒があり、孔があいているものや、無地のもの、孔の間隔も多種多様色々なものがあります。
季節や野菜の種類等、用途によって使い分けをして野菜を育てます。


吉田農園のやり方としては畑に肥料を入れた後耕して土を軟らかくして、数日後マルチを貼り、1~2週間後に植え付けるという感じですね。
この畑で長さが大体16m強ってとこです。
真直ぐに貼らないと支柱を立てた時におかしくなったり、歩くところの幅が両側で違ったりすると、麦の藁を敷き詰めるときに均等にいきずらくなったり、収穫の時に歩きにくくなったりするので、特に夏の果菜類の時は真直ぐ平行に注意しなくてはならないのです。
(私もたまに失敗してウネウネになりますが、そんな時は 収量は変わんないだろうし、まあしょうがないか・・・ くらいで済むことなんですけどね)



この畑には、キュウリ,トマト,オクラ,ズッキーニ,ピーマン,モロヘイヤ,ナス,しし唐,ほおずき等を植えます。
風が強く吹くとめくれ上がって直すのが非常にめんどうくさいので、暫くの間は強風が来ないことを祈るばかりです。













 タケノコが取れ始めました。
昨年晩冬から今年春までが非常に寒く、サイズは昨年よりも小さい状況です。
取れ始めも約2~3週間ほど遅く、なかなか出てこないな~といった状況です。
とはいえタケノコは根のはりがすさまじく、サツマイモ畑の縁に筍が出てくるため、畑に入ってしまうと大問題なので、ある意味こんなものかもしれないなと少し安心していたりもします。
 タケノコってどんなふうに生えてくるかって、あまり知られていなかったりします。
竹の根っこから直接なんですよ。
今回ちょうど根っこごと採れたのがあったので紹介します。
タケノコと垂直に棒のようなものがくっついていますが、これが竹の根っこです。
固さは竹その物って感じですが、竹の本体と違って中が空洞ではないので結構ずっしりします。
この根っこの節のところに竹の芽、つまり筍の赤ん坊のようなものがチョコチョコ付いています。このチョコチョコが大きくなるとタケノコになるようです。





竹の根っこは固くて、深くに入っていて、取ろうと思うと頑丈に地面に固定していて、伸びが早くて、根っこから筍やら笹竹やら生えてきて・・・畑なんかに入ろうものならどうしようもない厄介者です。
根っこ取りは、根がまっすぐに伸びるわけでもないのでスコップで探しながら掘り進めて先端に達したところで一気に引き揚げるという作業です。根っこの引き出しの時手元が狂うと鞭のようにしなった棒で思いっきりひっぱたかれるような衝撃があり、結構危険だったりするので、出来ればやりたくない仕事ですね。
一昨年は20~25m位のものが何本もサツマイモの畑の中に入ってしまっており、取り出すのが非常に大変でした。。
大体5月始め頃、サツマイモを植える前に根っこの掘り出しをするのですが、今年はあまりはびこっていないようなので、大々的には行わないで良さそうです。



まあそんなタケノコですが、食べるとこれがなかなかどうして美味しいんですよね。
吉田農園では、採ったタケノコは、その日のうちに皮を剥いて、米ぬかを入れたお湯で1時間弱位茹でて灰汁抜きします。
こうしておくと、調理する時楽なんですよね。