2013年3月26日火曜日

春野菜 豆の棒

暖かかったり、寒かったり、忙しい気温ですね。
体調もおかしくなりそうです。
花粉症ではないというのが救いですが、花粉症の皆様はもっと大変なのだろうとお察しします。


春なのでナバナです。
これはのらぼうですね。
日野や八王子の近辺に伝わる多摩野菜で、天明の大飢饉のときに現在の三多摩エリアの当時農村では、この野菜を食べて飢えをしのいだという説もある野菜です。
味は、結構おいしいんですよ。春野菜らしいほろ苦さもあり、アブラナ科特有の甘さもあり、なかなか市場流通はしないので、珍しい野菜という感覚なのでしょうか?
三鷹の農家では作っている所も結構あるみたいですね。地域密着のお店に行くと見つかるかもしれませんよ。


これはパクチーです。
やっと食べれそうですね。冬の間は寒そうに縮こまっていたので、春までもつか・・・と不安でしたが、結構立派に育ってくれました。
この野菜の種は、世田谷の経堂にある、パクチーハウス東京という、聞いただけで何が主役か分かるカフェの方から頂いた種です。
このお店はパクチーを育てている農家さんとも仲が良いらしく、その農家さんで自家採取した種だそうなので、今年はうちでも種を取ってみようかと思っています。
パクチーは、コリアンダーともシャンツァイとも言われていますが、日本ではこの野菜が伝わった当初「カメムシ草」と言われていたそうです。
独特の香りですが、好きな人はハマるんですよね。


ここ3年ほど大失敗続きの玉ねぎです。
不安ですね。
今年もダメかもと何度も思いましたし、実際マウイオニオンという玉ねぎは全滅の憂き目にあいましたから、今でも大丈夫だろうかと心配です。
上手くいったら夏野菜に嬉しい収穫物が一つ追加となりますので、頑張ってもらいたいです。


 昨日今日とこんな作業をしていました。
これはスナップエンドウや絹サヤに使う棒作りです。
斧で削るのですが、結構重たいので握力が無くなってしまいました。
その削った棒は↓


こうなります。
刺しやすくするために削ってたんです。
昨晩も風があったので、今夜以降は豆の蔓がしっかり巻きつくまでは、無風であってもらいたいんです。
どうなるもんでしょうね?

 葉物の野菜は現在まだ←こんなです。
トンネル資材が届かなくて種まきが凄く遅れてしまいました。
結果トンネル使わないでも大丈夫なくらいの気温になってしまい、今やっと本葉が出てきた所です。
春の端境期のときにもなんとか間に合うでしょう。

2013年3月17日日曜日

芽吹き,ジャガイモ植え

芽吹き

実際育てていると、収穫よりもこっちの方が嬉しかったりするんです。
これは3/14撮影なので、現在キュウリに関しては、全ての芽が出そろっています。
また、キュウリ,カボチャ,ズッキーニ,ミニメロンの瓜系は芽が生えてきました。
ズッキーニは、自家採取種の方が芽出しが早かったです。

こっちはトマト。
ちょっと良く分かりずらいですが、訳のわからないペットボトル(理由はあっておいてありますが)の赤いゴムの一段上側に1本チョロっと緑のものが見えますが、これがトマトの芽です。
これも14日撮影ですが、トマトに関しては発芽温度がまだ達していないのか、現在でも生えているのは4本くらいです。
因みにこの写真に出ている芽は、Cuor di bue です。
昨年の外見の人気はNo1でしたからね、今年もあのおしゃれなフォルムのトマトを育てますよ。






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3/15 ジャガイモ畑 Befor and afterです。
左のように土づくりして、溝を掘った所に置いていき、覆土して出来上がりです。
今年も大半はキタアカリで、ほんの一部にインカのめざめを植えてみました。

土づくりと書いてありますが、うちでは、ジャガイモには肥料はほぼやりません。
この前作の作物の根っこや葉や茎,あるいは雑草なんかを大体1ヶ月弱の期間3回ほど耕い込めば圃場の準備は出来上がりです。前作の残肥はあるかもしれませんが、それ以上の施肥は、基本的には行いません。
水も散水しないので雨任せです。かなりワイルドな作物の一つです。
ただ、夏の間は、草むしりという作業に頭を抱えることはありますが…



2013年3月9日土曜日

種まき ふきのとう

種まきシーズンです。
3月に入って数日で、突然春がやってきましたね。
もっと徐々に来れないもんでしょうか?
2月は暖かくならないので、種まき出来ないとヤキモキして、ここ数日で早くしなくちゃならない!と慌てる始末です。

3/4
ちょっとというか、昨年に比べるとかなり遅いのですが、エンドウ豆を定植です。
残念ながら、植えた日は綺麗にトンネルがはってあったのですが、ここ最近の強風で右の列がはがれてしまいました。
トンネルがはがれると、結構イライラするんですよ。
私がサラリーマン時代は、風は涼しいので大好きだったんですが、今は嫌いな気象条件トップ3に入りますね。


ほとんどトマトの種ですが、今年買った種達です。
キュウリや、カボチャ等は、先んじて購入したので、冷蔵庫の中でその時を待っている状態です。



3/7おかげさまで種も無事播きました。
上の2枚はナス科の種です。
1種類だけ袋に思っていた量の種が入っていなかったので、急遽取り寄せしなおし、揃ったところで播種します。
しっかし10粒入りとはね・・・エアルーム品種だからもう少し入っているかと思ったのですが、量のチェックが甘かった。

下の写真は瓜系の種です。
今年は去年の失敗を踏まえ、キュウリは芽出し用のポットを使用せず、ふつうのポットに播きつけました。
芽出し用を使うと、間引きで摘んでしまう分の種を考えなくてすむので、無駄が無いのですが、致し方ないです。
 他は、カボチャとズッキーニとミニメロンです。
因みに青々と生えているのはのらぼう菜ですが、邪魔になっちゃうので引っこ抜いてしまいました。
今になって、種取り用に端っこに移しておけばよかったかと少し後悔です。



3/8,9
 写真左奥のマルチがかかっている所に大根を播き、真ん中3列にアブラナ科や、アカザ科の軟弱野菜達を播きました。
木曜日に雨が降ってくれると予報では言っているので、後は信じて待つばかりです。
今年の雪でトンネルの支柱がたくさん折れてしまい、新たに注文したのですが、まだ届きません。
トンネル支柱を待っていたら、春になってしまったので、慌てて種まきという流れです。
去年より1ヶ月遅い種まきなので、一気にトウが立ってしまわないか心配ですよ。


さて、春ということで、ふきのとうです。
今年は少ない!!数が少ないので、たまたま連絡いただいた方にのみ出荷しましたが、残念ながら、もうすぐ無くなります。
もうすぐ出てくるナバナの花芽は比較的収穫期が長いのですが、山菜の芽は非常に短いです。

2013年3月1日金曜日

もう3月なんですね・・・

最近放置してしまいましたが、2月に起きたことを書きます。


ビニルハウス

張り直しました!!
昨年冬の大風と、1月の大雪で、とうとううちのハウスも大きな穴があいてしまい、限界に達してしまったので、直しました。
でも、タイミング的に大雪の後に依頼をしたので、どこもかしこもハウスが壊れてしまったようで、依頼して1ヶ月弱はかかってしまいましたね。
ハウスの職人さんも大忙しだそうです。

結果的に、綺麗に張りあがって保温もバッチリですよ!!
ここで今年も苗を育てるんです。
良い苗が出来そうな気がします。


で、早速種まきです。
2/12ですので、半月強前の出来事です。
奥が長葱で、手前が初夏ころの採れるブロッコリーと晩春のキャベツと、コールラビです。
私、一昨年,昨年と苗を育てるのがまだ上手ではないので、失敗してしまったことを踏まえ、今年は、「有機の土」なるものを見つけたので、苗土として使ってみました。
昨年までの失敗を踏まえ、ボカシは入れず、「あかね」と海藻の粉を苗土に少量混ぜて床土をこしらえました。
初めての試みなので、少し心配ですね。
でも、ハウスが暖かく、前まで壊れて使えなくなっていた窓の開閉装置が治ったので、環境としては以前より格段に良くはなっているはずです。


 

播きつけから2週間後の状態です。
左 長葱
チョロチョロ出始めました。
長葱の発芽は遅いので、分かっていれば安心して待っていられますが、4年前まだ始めたころは、芽が出ないと騒いだ記憶があります。
4年前の自分に落ちつけ!とアドバイスしてあげたい気分です。
 
右 ブロッコリー
こっちは発芽後数日過ぎってとこですね。
それなりに大きさも揃っていますね。
 
実は日本の種って高価なんですが、発芽率と生長速度をそろえるのって世界的に見てトップクラスに上手なんですって。
種子選別が凄く厳しいから良い種しか出荷しないってことみたいですよ。
吉田農園がお世話になっている種屋さんにも年に数回海外の方が来店して、種を買っていくって言っていました。
輸出用と国内用は、選別方法が少し違うので、海外で買う日本の種は国内販売品より安いけど発芽率と成長速度が一定でない可能性があるらしいです。だから、良い種を確保するために来日する方もいるんだとか。
 
まだこれから考える余地もあるので、まだまだ完成ではないのですが、品種が決まってきたので、今年の果菜類のプランです。
ま、毎年やることなんで、これとこれを近づけてはダメとか、ここ5年くらいはここでこの野菜はやっていないから大丈夫とか、こっちに風がぬけるとか、太陽がこの方向が良いとか、この順番で作物が終了していくとか、色々考えて造るんですが、毎年プランの段階でも完全に満足ってないんですよね・・・
種類も毎年実験して良いものは残したり、ダメなものはもうやらなかったり、考えているときは良いんですけどねぇ、実際用意した苗に変化があることは毎年のことですから。
ま、あくまでこれは設計図より力の無いものなので、植えるギリギリで変化はあるでしょうけど、ベースはこんなもんですね。
農家の仕事の一つとして、それと色がきれいだから載せてみました。
 
因みに、うちでは播き時期は3月上旬ころです。
もうすぐです。